Kyoto Cabinet: DBMの率直な壱実装

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Last Update: Fri, 04 Mar 2011 23:07:26 -0800

後継製品が存在します: Tkrzw。そちらの利用を推奨します。


概要

Kyoto Cabinetはデータベースを管理するルーチン群のライブラリです。データベースはレコード群を格納した単純なファイルであり、各レコードはキーと値のペアです。全てのキーと値は任意の長さの一連のバイト列です。いわゆるバイナリデータでも文字列の両方をキーや値として利用できます。各キーはデータベース内で一意でなければなりません。テーブルやデータ型の概念はありません。レコード群はハッシュ表またはB+木で編成されます。

Kyoto Cabinetは非常に高速に動作します。例えば、ハッシュ表データベースに100万レコードを格納するのに0.9秒かかり、B+木データベースでは1.1秒かかります。さらに、データベースのサイズが非常に小さいです。例えば、ハッシュ表データベースの各レコードにかかるオーバーヘッドは16バイトであり、B+木データベースでは4バイトです。また、Kyoto Cabinetのスケーラビリティは素晴らしいです。データベースのサイズは8EB(9.22e18バイト)までです。

Kyoto CabinetはC++言語で記述され、C++とCとJavaとPythonとRubyとPerlとLuaのAPIとして提供されます。Kyoto cabinetはC++03とTR1ライブラリ拡張に準拠するAPIを備えた環境にて利用できます。Kyoto CabinetはGNU一般公衆利用許諾に基づいて利用許諾されたフリーソフトウェアです。


文書

以下はKyoto Cabinetの文書群です。これらはソースパッケージにも含まれています。


パッケージ

以下はKyoto Cabinetのソースパッケージ群です。バイナリパッケージに関しては、各々の配布者のサイトをご覧ください。


情報

Kyoto CabinetはFAL Labsによって開発され保守されています。開発者の連絡先メールアドレスは `mikio@gmail.com' です。

以下はKyoto Cabinetの兄弟プロジェクトです。